ホワイトライオン伝説 ピラミッドの彼方に

オープニング

・・・両親はマリアに、ホワイトライオンの伝説について話した・・・・・・

「昔ね、ホワイトライオンがこの村を襲ったとき、 たくさんの戦士が立ち向かったけれども どうしても倒せなかったのよ。

そのとき、若い戦士が勇気を振り絞って、 ライオンに向かってヤリを投げつけたの。

そのときホワイトライオンは 村のはずれの洞窟に姿を消し、 二度と現れなかったの。」

「私たちはその謎を求めて、 これから旅に出るのよ。」

「大変危険で、困難な旅になると思うの。 私たちが帰るまで待っててちょうだい。

困ったことがあったら、 村の長老のところへ行きなさい。」
・・・そう言い残して、両親は旅に出かけた・・・・・・

・・・ところが、それ以来、 両親の消息はプッツリ途絶えてしまった。

マリアは両親を探す決心をして、 村の長老を訪ねた。

「良くぞ旅立つ決心をした。 このヤリには、若い戦士の魂が乗り移っておる。 祈ると彼が現れ、助けてくれるじゃろう。」 「そして、身を守るというランプを、まず探すのじゃ。」
と言って長老は、ヤリと銅の鍵をマリアに渡した。

「ホワイトライオンは、地獄の門にいるという噂があるのじゃ。 マリア、気をつけて行くのじゃよ。」

そしてマリアは長老の家を後にし、 地獄の門があるという洞窟に入っていった。