ガデュリン

感想

ストーリーの細かいところまで、かなりこだわって作ってある気がする「ガデュリン」です。

物語のオチは中盤で分かってしまいますが、それでもストーリーは良く練られていると思います。
きっと、プレイヤーには分からないような裏設定がいっぱいあるんだろうなぁ。
説明書が無いので良くは分かりませんが、説明書で語られているのでしょうか?
原作があれば読んでみたい気がします。

と思っていたら、どうやら 文庫 が出ているようです。

しかし、もちろん不満が無いわけではなく、

  • 敵の攻撃が強力すぎる
  • どんなに弱い敵でも1ターンで勝負がつかず長引く(これは長所でもある)
  • アイテムを所持できる数が少なすぎる

他にもいくつかありますが、大きな不満はこんなものでしょうか。

特に、アイテム所持数の少なさは厳しく、一応アイテムの預かり所もあるのですが、そこにたどり着くまでに道具袋が一杯になってしまいます。

ゲーム後半には必須アイテムが当然増えてくるのですが、探索アイテム(鉤ロープなど)を持っていると回復アイテム(溶かし酒など)を持てなかったり、またその逆だったりと 道具の選択にかなり葛藤します。
まま、その葛藤がまたいいのかもしれませんが。

人々との会話は、個性的でなかなか楽しめます。
また、メッセージ速度の選択や、セーブ時のゲーム終了メッセージもちょっと変わっていて面白いですね。
でも、セーブデータを消した時の
「魂の壺の中身を跡形もなく消しました」
っていうのはどうかかと思うけど(苦笑)

巷での評判があまりよくないのは、
ガヴァナー装備とディガンの魔石を集めるときに、世界中をもう一度回らないといけないから
という理由が大きいようですが、私はあまり気になりませんでしたねぇ、確かに面倒ではありますが。