桃太郎電鉄 日本一週すちゃらかトレイン

感想

今やすっかり有名となったコンピュータボードゲーム「桃太郎電鉄」の第一弾です。

今作の前に「桃太郎伝説」が出て、面白かったので買っちゃいました。
クリスマス・お正月用に発売されたであろうその時期に、まんまと、です(苦笑)

桃鉄で日本地図を覚えた、なんて人もいると思いますが、私もそのうちの一人です。
もちろん漠然とですが。

週刊少年ジャンプに掲載されていたはがき投稿コーナー「ジャンプ放送局」のスタッフが中心となって作った(と思われる)前作「桃伝」同様、 さくまあきらさん、どいんこと土居孝幸さん、榎本34才(当時)さん、横山智佐(ちさタロー)さんが参加されていますし、 もちろん音楽も前作同様関口和之さん!
スタッフロールではそのおちゃめな一面も暴露されています。

私の初桃鉄が今作だったので、この数年後にプレイした、確かスーパーファミコン版だったと思いますが桃太郎電鉄には衝撃を受けました。
貧乏神って何!?
キ、キングボンビー!?
サイコロの目の数だけ物件を捨てるってどういうこと!?
といった感じで、とにかく殺伐とした雰囲気に愕然としました。

が、あれはあれで順位が下の人を救済する処置なんでしょうけれど。

今作ではそこまでどんでん返しは起こりません。
スリの銀次にしても所持金の半分を持って行くだけなので、ゲーム後半では痛くも痒くもなく、一位以外は途中でやる気が無くなる可能性が高いです。
ほのぼの雰囲気なので今作が一番好きなんですが、途中で嫌になってしまう可能性が高いのなら、貧乏神も許容できます。
......が!!
やはりやられた方はたまりません。
特に、最下位の人がさらにキングボンビーに追い打ちをかけられたときには、もう......、目も当てられません。

そういうわけで、今作が一番好きですね。
セーブ出来ないのでプレイ時間が長くなってしまうのが玉に瑕ですが、夜通しプレイやお正月休みの合間に、なんて最高です。

容量のためなのか、そうではないのかは分かりませんが、都市の選択を不思議に思いました。
例えば、「東京」「上野」、これは分かります。
「千葉」があって、さらには「浦安」には「デゼニランド」なるものが...。
これはハドソンだからなのか?
(発売当時は知りませんでしたが、ハドソンからパソコンゲーム「デゼニランド」が発売されています)
でも、神奈川県の都市が存在しませんし、四国には香川が存在しません。
一応神奈川県のイベントは横浜と小田原がありますが、香川は何もありません。 高松に「讃岐うどん屋」がありますが、「讃岐うどんと言ったら香川だろ!」と、よく知らない私は思うわけで。
他にも、「富山」はあるけどそれよりも大きな都市の石川県「金沢」は隠し物件扱いだったり、山形が無かったり、九州も簡略化されていたりと、 「俺の地元が無いじゃないか!」という非難が結構ありそうな作りになっています(苦笑)

そういえば、ジャンプ放送局への投稿だったと思いますが(「下手で悪いか」というような名前のコーナー)、「ドラクエ3の四国は3ブロックしかなく、 香川が省かれている!」
というネタがあったのを今でも覚えています。
面積が小さいから扱いが悪い、という自虐ネタですね。
そういえば(繰り返し)ドラクエ3で世界地図を(ほんの少~しだけ)覚えたのを思い出しました。