ディープダンジョン 3 勇士への旅

感想

ディープダンジョン3です。ようやく攻略記事が完成しました。
攻略を始めたのは、ファイルを確認すると2009年...。
実に15年越しの記事です(苦笑

実はウィザードリィよりも先に遊んだのがこの「ディープダンジョン3」で、同級生の家で遊びました。
3Dダンジョンを理解できなくてさっぱり面白さが分かりませんでしたが、そのしばらく後Wizにはまり、 これならプレイ出来るんじゃないかと思い再度ディープダンジョン3をプレイしたとき、 ようやくこのゲームをプレイするスタートラインに立てた気がしました。
いやぁ、分かりにくいよ、このゲーム。

その時は途中まで進んだのですが(確か白と黒のアイツの辺りだったかな?)敵が強すぎて挫折...。
今にして思えばもう少しでクリアだったのに、もったいないですね。

さて、「勇士への旅」というサブタイトルがついている通り、今回の主人公は前回までの「勇士」一族とは違う人物。 勇剣士を目指し旅をしている若い剣士が主人公です。

ゲームを始めてまず思ったこと、それは「パーティ4人で職業4つ」って意味ある?
でした。
それなら各職業1人ずつの4人パーティでいいじゃん!

ま、まぁ、無理矢理好意的に見るなら、「普通は4つの職業を選ぶだろうけど、そうじゃないパーティもできる自由度がある」ゲームです。

そして、項目を選択するのがAボタンなのかスタートボタンなのかはっきりしろ!
ゲームをスタートするのはスタートボタン、キャラクタを選択するのも作成するのもスタートボタン、 名前を入力するのはA(スタートでも可)ボタン、というのがやりにくい。

冒険は宿屋から始まります。
情報屋にお金を払い話を聞くと、北に地下への階段があるそうで、装備を整えた後早速向かいました。
階段?
ああ、このシリーズはそうですね、「階段=はしご」なんです。
見た目は「はしご」、呼び名は「階段」、それがディープダンジョン!
というわけで下りるのですが、敵さんが強いのなんのって。
乱数の幅が広すぎるのか、ダメージが安定せず蜘蛛の一撃ですぐにメンバーが死亡します。 さらに、主人公が死亡するとゲームオーバーです。
きつすぎる!

それでもそれを乗り越えて冒険を進めるのですが、相も変わらず扉を蹴り開け躍り込んだり台詞説明的だったり、 世界はやっぱりディープダンジョンです。 壁に当たった時のメーッセージは長いし、さらに今作では進む方向に矢印が出てて、「それっている?」という効果が増えています。
それなのに町で店に入るとBGMが無くなるし、戦闘中に呪文を唱えると音楽がリセットされ最初から始まるしで、 3作目なのに今までの2作よりも劣化してるじゃん!!

それを考えるとWizardryって良く出来てるなぁ、と再認識します。
Aボタンで前進、扉も開けられますし。
ディープダンジョンでは、進むのは上、開けるのはA、と使い分けなければいけません。 扉にたどり着くまで上ボタンで前進し、勢いあまってそのまま押しっぱなしにしてしまうとあの長いメッセージを見なければなりません。
Wizの便利さを知ってしまうと面倒くさい...。
それと、Bボタンを押しているとメッセージが早くなるのですが、メッセージが終わってもBボタンを押しているとメニュー画面が開きます。 これって地味なようで結構不快なんです。 メッセージが遅いからBボタンで早く表示して、でも少し離すタイミングが遅くなるとメニューが開かれてしまう...。 メッセージ速度を早くした意味が無くなります。
タイミングよくボタンを離せない自分が悪いんですけどね。

ボリューム的には前作よりもあるとは思うのですが、とにかくやっつけ感がすごい。
どこかで見聞きした演出をつぎはぎした感じ。

岩に刺さった「朽ちた」剣を主人公が抜く、それを鍛冶屋が強い剣にしてくれる。
「光の玉」と「闇の玉」を組み合わせると魔物が通してくれる。
どこかで聞いたことあるような......。
でも、よくあるシチュエーションでもあるので、それはまぁあいいとして。

戦闘シーンは前衛後衛を生かした感じになっていてここで狩人の出番があるわけですが、 狩人って「このためだけに用意された職業」感が否めません。
いくつかの僧侶呪文は使えますが。

さらに気になったのがバグ、というかチェックミスとは呼べないほどお粗末な処理ミスの「まひしている」です。
キャラクタ選択をキャンセルすると表示されるあれです。
テストプレイしていればすぐに分かりそうなものなのですが...。

それと、最大レベルが25なのですがそのレベルに達していても城では通常モンスターに瀕死にされます。
何この戦闘バランス!!
レベルをもっと上げられるようにするとか、敵を弱くするとか、やりようはあったと思うのですが...。

あ、あれだ。 最高レベルになってもスリリングな戦闘を楽しめるようにという制作人の思惑......なわけあるかー!!

前作も前々作も、たまーに変な(失礼)BGMがあってそれが結構好きなんですが、それは今作でも同じです。 独特な音楽です。
ちょっとキンキンしすぎる気もしますがそれもまた味ということで。

旅の途中で出会う冒険者、仲間にする人は少ないと思うんですが必要だったのでしょうか?
別れたメンバーとはそこでお別れ、再度パーティに参加することは出来ない仕様なので、 今まで苦楽を共にした仲間と別れてまでパーティに加えたくなるほどの魅力が無いんですよねぇ。

色々と説明不足、というか深いところまで考えてないんだろうなぁ、というのが透けて見えてしまいました。 何でも出せば売れた、そんな時代だったので3作続いたんだろうなぁ。
これから次作に取り掛かる予定ですが、そこでシリーズは終わってしまったんですよね。 3の売り上げが悪くて4が買われなかったからなのか、そもそも4の評判が悪かったからなのかは分かりませんが、次作で打ち止めです。

嫌いじゃないんだけど、もう少し丁寧に作っていればもっとメジャーになったんじゃないかなぁ、というゲームです。