感想
ウィローは映画作品を原作としたアクションロールプレイングゲームです。
いわゆる「剣と魔法の世界」で、主人公は「神様に選ばれた真の勇者」として旅に出ます。
酒場があるくらいなのでお金の概念はありそうですが、道具や魔法はどれも誰かからもらったり宝箱から見つけたりするので、この冒険にはお金は必要ありません。
なので、何度も戦闘を繰り返してお金を貯めて装備を整え次の町へと向かう、というRPGにありがちなものがいらないのです。
そういう繰り返しも私は割と好きなのですが面倒に思う時もあるので、お金を稼がなくていいというのは結構快適です。
冒険はウィローが住んでいるネルウィンの村から始まります。
まずは愛する家族である妻カーヤや息子のラノン、娘のミミズに冒険に出ることを告げ、この村の村長へと挨拶に行きます。
村長からは「魔法のどんぐり」手渡されます。村長さん曰く「これは如何なるものも石に変えてしまい、その動きを封じることが出来る」そうなんですが、
実際はそんなに大層なものではなく効く相手はほとんどいません。
確かに敵の動きを止めることは出来るのですが「如何なるもの」とまで言ってしまうのは如何なものかと...。
そしてネルウィンの村一番の剣術使いである「ボンカー」さんから餞別として彼が愛用していたロングソードをもらいます。
ボンカーさん、自分が愛用していたから手入れも行き届いているのでしょうけれど、どうせなら、せっかくなら新しい剣が欲しかったです(苦笑
こんな感じで様々な人たちから助けてもらい冒険は進みます。
かわいらしい色合いやほのぼのとしたBGMと相まって村の中は非常に穏やかなのですが、少し離れるとBGMが勇ましいものへと変わり冒険気分に切り替わります。
戦闘のBGMは緊迫感があるものですし、洞窟内の閉鎖的で不安感を煽るようなBGMも雰囲気が出ていて、本当にどの場面の音楽も素敵です。
剣と盾がぶつかった効果音もかっこいい!
MPが足りなくて呪文を唱えられなかった時の「ポシュシュシュ~」みたいな音も好きです(笑
戦闘も凝っていて、剣での攻撃には、広域を攻撃できる「振る」と攻撃の回転が速い「突く」の2種類があり、グラフィックが違うだけでなく特徴がありきちんと区別されています。
しかし敵の攻撃はさほど熾烈ではなく、アクションを大の苦手とする私でも楽しめました。
そして登場人物も皆個性的。
私は原作映画を見たことが無いのでそちらではどうなのかは分かりませんが、ゲームのウィローを語るのに外せないのはやはり「マドマーティガン」さんだと思います。
捕まってウィローに助けてもらって、でもまたすぐに捕まってまた助けてもらって、さらにまた捕まって......。
とんだおまぬけです。
さらにお調子者で、助けてくれたお礼にとくれたのは「ひじょーに高価なもので、何とかっていうお姫さんが着けていた有名なネックレス」。
でもウィローからしてみると「軽くて貧弱なガラス細工」のネックレス。
これはウィローの鑑定眼に間違いは無さそうです(笑
そんな彼ですが、行く先その時々でキーマンとなります(キーマンばかり、というのはさておき)
ゲーム終盤、「あの人」に「あんなこと」を言って「あの人」を「あんな感じ」にしてしまうなんて...。
子供の頃にクリアしているので流れを知っているにもかかわらず、超展開過ぎて思わず吹き出してしまいました(笑
グラフィック良し、音楽良し、(映画を見ていないので分かりませんが)ストーリーの大まかな流れは映画のままなんでしょうけれどゲーム用に上手にアレンジされていると思います。
非常に面白かったです。
WILLOWは1988年公開の映画ですが、2022年に34年ぶりの続編がドラマシリーズとして作製されたという話を聞き、懐かしくなって久しぶりにプレイしてみました。
ちなみに、そのドラマも見ていませんが残念ながらどうやら打ち切られてしまったようです。
