ULTIMA 4 QUEST OF THE AVATAR

プレイビュー 23.旅を終えて(完結)

とにかく、文章の量が半端じゃない。

攻略を進めるには、きちんと人々の言葉に耳を傾け、
何気ない言葉や意味の無いような言葉でさえもきちんとメモをしていないと、謎を解くのは不可能です。

前作までと比べ、テキストに重厚さが増し、しかもほぼ全ての住人が重要人物。 その場所に住んでいる人には、当たり前のように名前があり、仕事があり、考え方がある。

面白い。
とても、子供向けのゲームとは思えませんが、 当時のパソコン所持層を考えれば、今とは違うので当然といえば当然。 子供向けのゲームではなく、大人向けのゲームです。
ファミコン版「ウルティマ 聖者への道」は、 システムをかなり簡略し、謎解きもかなり減っています。

それでも、徳や原理の概念を上手く表現しているとは思います。 しかし、こっちをやっちゃうと、どうしてもファミコン版が霞んでしまうのは否めませんが、 これは仕方なかったのでしょう、容量や市場を考えると。

単純な「勧善懲悪」ではなく、「自己啓発」というか「真理の究明」という難しいテーマのゲーム。
ウルティマ4が発売されてから20年以上も経っていますが、似たようなゲームは聞いたことがありません。
最後に「絶対的な悪」がいて、そいつを倒すために旅をする、というのは多くありますけど。
そもそも、このゲームにはボスなんていないし。
あ、「ほしをみるひと」もボスいませんね、そう言えば。

すごいゲームでした。
ロード・ブリティッシュ こと、リチャード・ギャリオットさん、ありがとう!!

最後に一言。
メモが多すぎてデータがまとまらない...。

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