ラサール石井のチャイルズクエスト

感想

力が抜けるなぁ(笑)

「START」を選択すると自分の名前を入力することになるのですが、 このBGMがまたお間抜けなんですよねぇ(笑)

ゲームをスタートさせると石井光三社長から
「選ばれしマネージャーよ。」
「あんさんの来るのを待ってたで。」
なんて言われますが、さっぱり状況が飲み込めません。

そうこうしていると、
「ほな早速出掛けてもらおか。」
「この業界 じっとしてる暇は無いんやで。」
と言われ、挙句の果てには、
「何 状況が分からん?」
「別に構へんがな。 些細なことを気にすんやない。」
いやいや、構うでしょ?些細じゃないでしょ!
とツッコミたくなりますが、その後、ラサール石井さんが現れ、状況を説明してくれます。
結構長く、こと細かく、そして親切です。

プレイヤーはチャイルズのマネージャーとなって、 「スターのマイク」「スターのドレス」「スターのくつ」を手に入れ、 ときおホールでがコンサートをし成功を収めること、
それが旅の目的です。

ラサールさんがチャイルズの説明をしてくれますが、 このゲーム発売当時のチャイルズって、そんなに有名だったかな?(失礼)
笑っていいとも!に出ていたのはこの頃だったかな?
よく覚えていませんが、「誰もが知っている(ましてや)アイドル」ではなかったように思います。
まぁ、そんな彼女達チャイルズだからこそ、スターを目指すというこのゲームの主人公になりえたのかもしれませんが。

そんな感じで旅立つマネージャー(自分)とチャイルズ一行。

まず、話を聞き終えて、社長の部屋から出たときのBGMが怖い...。
いままでのおちゃらけ感が吹っ飛びます。
が、オフィスを出、しぶちゃの街ではやっぱりおちゃらけ。

そして、しぶちゃを出ると今度は、どこか淋しげでシリアスな感じ。
さらにときおを出るとやっぱりおちゃらけ。
戦闘の音楽も、急かされるような緊張がありつつも、音のせいか緊張感があまり無い...。 なんでこの音にしたんだ(笑)

ちなみに、私が一番好きなのは「ときお」のテーマですが、これはあんまりチャイルズクエストっぽくないかもしれません。
この曲の後半には祭りのお囃子みたいなのがあるのですが、チャイルズの歌に元ネタがあったのかな?

で、ゲーム本編ですが、次々に立ちふさがるお客様(敵)をよいしょしたり、罵詈雑言に耐えストレスを解消させてファンにさせたり、メンバーのわがままをかわし、尿意を押さえ(苦笑)、本当に苦労(苦笑?)の耐えない旅です。
それにしても、この「尿意」はどうなんだろ(苦笑)
仮にも「アイドル」という触れ込みなのに、メンバーが「尿意を催した」っていうゲーム、後にも先にもこのチャイルズクエストくらいじゃないでしょうか?

基本システムは、ところどころパロディが出てくる位にドラクエ風です。
オープニングの

おお ○○!
選ばれしマネージャーよ。
あんさんの来るのを待ってたで。
とか、他にも敵に「はぐれ~」や「クサイム」がいたり、道具やマ法にもそれっぽいのがあったりと、ドラクエ風味大目です。
ほとんど駄洒落ですが(苦笑)

一番好きなのは、というか、「しょうもなぁ~」(ほめ言葉)と苦笑したのは、「オリハルコン」ですね。
割と早い段階でこの単語は出てきますが、旅も終盤に差し掛かった頃、ようやく意味が分かります。
これは、ほんっっっとにしょうもない(苦笑)

全体的に駄洒落多めで、軽~いノリなんですが、最後の最後で衝撃の事実が明らかに!

............。
うん、やっぱりチャイルズは「アイドル」じゃないでしょ、あのオチは(笑)

終始すちゃらかです。終始おちゃらけです。脱力系RPGです。
ですが、よく出来てると思います、面白いです。

冒頭で書いた名前を入力するときのBGMは、パスワード入力のときにも流れます。
というか、名前を入力した後に「ぱすわあど」を入力することになります。
これって、記憶にありませんが、当時他のゲームであったのかなぁ。
パスワードの文字数を極力減らそうとするスタッフの努力だったのかな?

また、敵の強さがいきなり上がるところがあるのですが、そんなときには道具を使えばなんとかなります。
チャイクエはお金に「全く」困らないゲームなので、気軽にいろんなアイテムを試せますし、捨てられます。
丁度タイミングよく売っているんです、それっぽいアイテムが。

そんなところからも、よく作られているゲームだと思いました。

しょうもないアイテムがあるところも、スタッフの遊び心ですね!

.........でも、
そんなところに背広をいくつも隠すんだったら、その容量をパスワードに割いても...。
「石」「井」「光」「三」とか「円」とか、はては「ド」なんて使ってるし!

そんなに「隠し背広」を置いておきたかったのか(笑)