名探偵ホームズ 霧のロンドン殺人事件

シャーロック・ホームズ
ワトスン、どうやら今夜は退屈しないで済みそうだ。
今にに若いご婦人が事件の依頼に来るよ。

ジョン・ワトスン
どうしてそんなことが分かるんだい、ホームズ。

シャーロック・ホームズ
こんな時間に若いご婦人が出歩いているなんて、考えられるかい。

ジョン・ワトスン
よほどの用事が無いと、まず出歩かないね。

シャーロック・ホームズ
そうだろう。
このベーカー街で、そのよほどの用事が片付けられるところはここしかないよ。
見てご覧、窓の外を。


ハドソン夫人「ホームズさん、ワトスンさん、ミス ベロニカ・ノートンがお見えです。

シャーロック・ホームズ「通してください。

ベロニカ・ノートン「初めまして、ベロニカ・ノートンです。
実は、今夜お伺いしたのは・・・父のノートンの事を相談したくて・・・
父の名前はウィリアム・ノートン。
大英博物館のインドルームの主任をしていました。
今は退館して、のんびりと暮らしています。

 
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