感想
いや~、このノリ好きですねぇ。
実に格調高いシナリオ(笑)で、終始笑いに溢れています。
ホエホエ~♪
主人公のエリカちゃんが7人の仲間を探し、
その仲間と共にアイドルへの道を突き進む、という物語です。
「主人公 + 7人の仲間」= 「里見八犬伝」なわけですが、
里見八犬伝とは似ても似つかないすちゃらかな内容。
お気楽極楽。
1本道のアドベンチャーゲームなので、 一度クリアしたら再プレイはしなくなるようなものなんですが、 アイドル八犬伝の世界観(というほどのものでもないけど(笑))が好きで 何度もやってしまいます。
目的がアイドルになることなので、やはり「歌」がポイントになるわけですが、 これがなかなかよく出来てるんです。
エリカちゃんの歌が歌詞付きで流れるのですが、
これがねぇ、またいいんです!
肩の力が抜けて、腰が砕けそうになるくらいに「くだらない」←褒め言葉!!
エリカちゃんのおとぼけキャラに合っていていい感じです。
途中で歌合戦によるバトルがあるのですが、歌が下手な相手はきちんと音を外していて面白い。
それにしても、発売当時もそうだけど、今プレイしてもかなり危ないですねぇ(苦笑)
ネタバレしてしまいますが、
エリカちゃんがアイドルになるのを邪魔するキャラクタが何人か出てくるのですが
- てんまサキコ
- シブヤトッペイ
- オリメマサオ
は落ち目の元アイドルで、テレビ出演といえば「スター大運動会」だけ。 せめて運動会で目立とうと日々体を鍛えているという設定。
「てんまサキコ」の元ネタはわかんないけど、他の二人はなんとな~くあの人たちかなぁ、なんて...。
他にも、
ヤモリ or イモリかな?
ぬいぐるみをかぶった「アイドルだったのにイロモノタレントになって成功した人」として「ヤモリミユキ」、
「ミュージシャンからイロモノタレントになった『タジロマサシ』」、
「元は2枚目スターだったが、今ではすっかり太ってしまいイロモノタレントの仲間入り」をしてしまった『われなべトオル』とか(苦笑)
当時は、あのTしろ氏が今のような状況になるなんて思いもよらなかったなぁ。
われなべさん(笑)もすっかり痩せましたね、今では。NHKの番組でナレーションなんかもやってるし。
......危ないなぁ(苦笑)
アイドル八犬伝の発売はトーワチキですが、
開発はナツメなのかな?
だったら納得。東方見聞録なんて素敵でぶっとんだ(笑)ゲームを出したところですからねぇ。
ダンジョン & マジック もナツメだけど。
肩の力を抜いて、疲れた心に清涼剤を。
そんなときには最適なゲームだお思います。
好きなんですよねぇ、このノリ(2回目)
BAD END時のエリカちゃんも必見ですよ!
難点をあげるとするならば、シナリオの短さ。
終始ノリノリなので、サクサクッと進めますし、難しい謎解きも無いので、エンディングにたどり着くのに、さほど時間はかかりません。
新品を定価で買っていたら「もう終わり!?」と目が点になったかもしれませんが、ポートピア連続殺人事件も5500円だったんですよねぇ。
私は発売されてすぐに買ったので、定価だったか1,2割引だったかは忘れましたが、それほど安い値段ではなかった気がします。
小学生には高いですよねぇ。
それでも、面白かったので値段にとやかく言う気は起こりませんでした。
しかし、アイドル八犬伝はポートピアとは違い、先ほども書きましたが、テンポの良さもあいまって「サクサクッ」と終わってしまうゲームなんです。
発売当時にプレイしていたとしても、ちょっと物足りないかな?
安く買っていれば大満足ですけどね。