ラストハルマゲドン

オープニング

眩いばかりの光が一つこの星の地上に浮かび上がると、 それは一瞬の内に膨れ上がり 星の全てを飲み込んでしまった。

このとき星は打ち震え地上のあらゆるものはなぎ倒されたとゆう。 光の打撃の去った後に残ったものは、動くもの一つない荒漠とした大地だけであった。

そして、星は死の沈黙に支配されたのだった。

どれくらいの時が流れたのだろう。 死に絶えたはずのこの世界に、ある異変が起ころうとしていた。

突然、恐ろしい姿をした二人の魔物が現れた

ミノタウロス
「また落ちたな」

スケルトン
「うむ、これで108個目だぞ」

ミノタウロス
「今落ちたやつも、やはり、あの石板なのだろうか。」

スケルトン
「人間が滅び去り、遂に我々魔族の時代が来たと思っておったのにな。 どうやらそうもいかぬようだ」

ミノタウロス
「我々の、魔界のそばに打ち込まれた石板を作れるような生物が、 まだどこかにいるというのか」

スケルトン
「あるいはな。 それをこれから我等が調べればならん。」

ミノタウロス
「ふっ! 我々の邪魔をするような連中なら このオレが、ことごとく叩き潰してくれるわ!

スケルトン
「相変わらず威勢がいいな ミノタウロス。 だが、今回は偵察が目的だ。 戦いは二の次にせねば。」

そのとき!突然一発の銃声が轟いた!

「かはっ!」

頭を砕かれたスケルトンは、その場に倒れ伏した。

ミノタウロス
「おおっスケルトン!スケルトンッ!!」

ミノタウロス
「あっ!きっ貴様!何者だ!!」

手に、銃を持ったエイリアンが立っている! スケルトンはあの銃に、倒されたのだろう。 そして、エイリアンはおもむろに喋り始めた。

これから私の言うことを君の仲間達に伝えなさい。 つまらぬ抵抗は、しないこと。 私は、いつでもあなたを撃つことが出来ます。

我々チリウス星人は、この惑星をチリウス星の、第203植民星として定める 抵抗する者には、死があるのみ。

答えは、二つに一つ。我々に従うか 戦って滅び去るか、明日の朝まで返答を待つ。

さあ行きなさい。 そして、あなたの仲間にこのことを伝えるのです

こうして、やむなく魔界へと戻ったミノタウロスから 報告を聞いた魔族達は、激怒し、 直ちに、エイリアン討伐隊を組織した。

魔族選りすぐりの勇士達、 12人が招集されたのだ。

彼らに与えられた使命は2つ。 天空より降り注いだ石板の謎を探り また、エイリアンをことごとく撃ち滅ぼすこと。

壮絶なる戦いの予感を胸に、 12人の魔物は旅立った。

今、地球の運命を決める新たな そして最後の戦いが始まろうとしている。