オープニング
マリアン
「まあ! なんて素敵なルビーの指輪?!
私のバースデイを覚えていてくだすったのね!」
「バースデイ? 今日は君のバースデイだったの? 偶然だね」
マリアン
「あら、がっかり! 忘れてたの?
え? ...何をそんなに笑って...
意地悪! やっぱり知っていたのね」
「おめでとう!
それから ねえ、マリアン!
今日をもう一つの二人の記念日にしないかい?」
マリアン
「え? それってプロポーズなの?!
まあ! なんて素敵なバースデイなの!」
「マリアン... 君は、とってもゴージャスだ... 愛してるよ」
「さあ、今夜は思いっきり楽しもう!
まずは、おいしいディナー、それからカジノだ!」
マリアン
「ねえ、あなた、また、夕べみたいにツイてるかしら? 楽しみだわ!」
「どうかな... さ、出かけよう!」
マリアン
「あら、こんなときに誰かしら?
...はい、もしもし...ああ、夕べカジノでお会いした...」
マリアン
「先にロビーに行ってらして! 後からすぐに、行くわ!」
「オーケー!」
フロントマン
「お手紙が届いております。」
「ああ、ありがとう!」
「こ、これは!」
... マリアンを預かっている。
身代金は100万ドルだ。
彼女を無事に返して欲しければ、せいぜいカジノで稼ぐことだな。
金曜日の夜までに金を用意して連絡を待て。
警察に通報した場合は、彼女の命は無いと思え ...
Mr.X...
マリアンが誘拐された?! そんな、バカな!