プレイビュー 10.感想
ん~、もうちょっと世界を練りこんで欲しかったなぁ。
練りこまれているのかもしれませんが、表現の仕方(メッセージ)が良くない。
地図を片手にプレイするのを前提に作られています。
これは、メッセージ内に座標で説明する場面が何度か出てきていることから分かります。
私は、マッピングが苦にならないので問題ありませんが(むしろ楽しいくらい)、 苦手な人には苦痛だっただろうし、座標なんて言われても、何のことか分からない人もいたんだろうなぁ。
実際の洞窟を歩いていたら、座標で言われてもわかんないってば。
それでも、面白いゲームと思いますけどね。
ウィザードリィを真似した、とよく言われますが、それはそれ。
戦闘バランスは難しくも無く易しすぎるわけでもなく、「ファミコン」向け。
これが、ウィザードリィ並みの難易度だったら、「4」まで続かなかったでしょう。
初作(魔洞戦紀)が手探りで作成、今作(勇士の紋章)が少し色気づいて(笑)、
そして次回作(勇士への旅)でバ~ンと成長するわけです。
「4」?よく分かりません(苦笑)
途中で投げ出してしまったので。
ウィザードリィが好きなので、どうしても比較してしまうことが多いし、
引き合いに出してしまうのですが、ウィザードリィを知らなければ、
純粋に楽しめると思います。
逆に、ウィザードリィを知っていると、「ニヤッ」とするところが多くて、
これはこれでまた楽しめます。
国産3DRPGということで、どうしてもウィザードリィと比べられてしまったのは仕方ありませんが、 「参考にした」ではなく「そのまんま」、というよりも残念ながら「劣化版」という印象を受けた前作魔洞戦紀と比べ、 かなり洗練されたと思います。
おまけ
エンディングには2種類あります。
一つは、エンディングというよりはゲームオーバーなんですけどね。
ルウさんを成仏(違う)させないまま町に戻ると、違ったエンディング...というか メッセージが見られます。
さらに おまけ
ルウの言った言葉を真に受けて検証してみました。
→ 本当に3度蘇るのか?