ファミコン探偵倶楽部 消えた後継者

感想

記念すべきディスクシステムのゲーム攻略第1弾は、
「ファミコン探偵倶楽部 消えた後継者」です。

このゲームは、前後編ディスク2枚組の大容量(当時ね)のボリュームで任天堂が世に送り出した 「本格サスペンスアドベンチャーゲーム」です。

物語は、主人公が目覚めるところから始まります。
記憶を失っている自分に戸惑いながら、その記憶を取り戻すべく自分の足取りをたどる。
そして、行く先々で出会う個性的な人々、数々の事件、その先にある『真実』...。

た、た、たまんねぇ!!(よ、よだれが...)

画面の粗さ(ファミコンですから)も相まって、より一層「おどろおどろしさ」をかもし出しています。
「おどろおどろしい」といっても、画的にきつい、というわけではなくて、
遺産相続をめぐる肉親同士の醜い争いとか、人を蹴落として、自殺に追い込んでまで得た金を巡る人間関係とか、 色々な人々の様々な想いが、とてもどろどろしているという意味です。

BGMも気に入ってます。
オープニングの「かっこいい」と「怖い...」とが融合した曲が一番のお気に入りです。

システムは、これといって目新しいものはありませんが、操作(捜査)しやすく、ストレスは感じなかった......、
いや、ありました。
メッセージの表示速度が遅いんです。
通常プレイしているときにはさほど感じませんが、同じセリフを何度も聞くことになるであろうこのゲーム、 長台詞をテレテレともう一度聞かされるのは、結構辛いものがあります。
既読メッセージをスキップできたら、とは思いますがファミコン・ディスクのゲームですからねぇ。
でも、せめてドラクエみたいに「遅・普通・早」を選べたり、Aボタンを押していると早く表示されたり、という事が出来ればなぁ、なんて思ったり...。

シナリオは、ありがちと言ってしまえばそれまでなんですが、とてもドラマチックに仕上がっています。
途中で何度か泣いちゃった...。(再プレイ時)
もちろんエンディングでも...。(こちらは初プレイ時です)

良作です。
いや、「名作」です!!
「名作だと思います」ではなく
「名作です」よ! ホントに!!
お勧めです。
GBA(ゲームボーイアドバンス)版の ファミコンミニ ファミコン探偵倶楽部 消えた後継者 前後編 も出ているので、一度プレイされてみてはいかがでしょうか?