オープニング
あなたは誰かに抱きかかえられていた。
朦朧(もうろう)とする意識の中で、男の声が響いている。
男「おっ! 気が付いたか。しっかりするんだ、きみっ!」
「ぼくはどうして...。ここは一体どこだ...?
ぼ、僕は誰だ...。な、何も思い出せない...。」
男「君、何も憶えていないのか?」
あなたは記憶を失っていた!
「僕は...、誰だ...。」
あなたは、再び気が遠くなってゆくのを感じていた...。
あなたは助けてくれた男の部屋で目覚めた。
男のマンションは、おおさと市 という町にあった。
男「災難だったね。でも、無事でよかったよ。
私は あまち というんだ、よろしく。」