感想
Wizの中では一番好きですね。
と言っても、やったことがあるのは全て家庭用ゲーム機版。 ファミコンのWiz1~3、スーファミの5,6のみで、しかもWiz6はクリアしていません。
今までのウィザードリィのシステムや緊張感あふれる戦闘、
多種多様なアイテム・呪文、凶悪なトラップなどはもちろんそのまま。
今作ではそれに加え、今まで20×20で描かれていたマップが不定形になっていて、
それにより可能となった変形回廊があったり(B4)、極悪なトラップや、
マロール(マラー)での移動により一層の注意を配らなければいけなかったり(単純に上の階に移動すると見事に石の中...)と、
苦しくも楽しい仕掛けが満載です。
そして、なによりNPC(ノンプレイヤーキャラクタ)との楽しい(!?)会話。
これに尽きるのではないでしょうか?
ちなみに、一番好きな台詞は、
死んでしまいますよ
これです。これに尽きます。ホントに死んでしまいます(B5)
他には、また洞窟の話になってしまいますが、
各階によって世界観というかなんというか、雰囲気が変わるんです。
ただグラフィックが変わるとかそういうことではなくて、
B1はブラザーフッド教団の寺院、B4は盗賊たちのアジト、B6は氷のフロア...、などといった感じで、
暗い洞窟内にも様々な生き物たちの、様々な物語が垣間見えてきます。
う~~~ん、大好きですねぇ。
ただ、難を言うとすれば、それは「マニュアル」。説明書がイマイチなんですよ。
特に魔法の説明。
(パソコン版はわかりませんが)ファミコン版では、
プレイヤーの想像力を刺激してくれるような設定が書いてありました。それは、
- カティノ [悪しき空気]
- バディアルマ [討伐]
- マリクト [激怒]
- ダルト [吹雪の疾風]
というような日本語訳(?)です。
しかし、スーパーファミコン版はこんなものはまったくなく、
まさしくこんな感じの表が一枚あるだけです。
あと、村正を忍者も装備できちゃうし...って、これはWIZ5の仕様なのかな?
でも、単なる「宝箱番」だった盗賊も後方攻撃できるし、種族による能力最大値に差がでて、
「イメージで選べばいいじゃん!」といったことができなくなったのも私としてはいいところです。
(FC版WIZ3でもそうでしたが)
これからプレイされる方々へ
ゲームの難易度は、(ウィザードリィとしては)かなり低くなっていると思いますので、
Wiz入門としてはよいかもしれません。
リドル(NPCの問いかけ)も、そんなに難しくないしね。
P.S.
くれぐれも、「ヤカン」様は丁重に扱ってくださいね。
嫌われてしまいますよ?